(ボイトレ塾)発声のコツ: 声に表情を持たせるには? (1)

ボイトレに取り組んでいる皆さんは、
歌をうたう時、ただ声を出すだけではなく
楽曲の世界を演じるために
表情豊かな発声を目指すことと思います。
この際、声をどう響かせるのか、
どのような気持ちで歌うのかを考えるわけですが、
具体的に何をどうすればよいのか???
ということについて悩んでいる
ボーカリストも多いのではないでしょうか。
レッスンスクールに通ってボイトレをしている人は、
指導を受ける中で様々なアプローチで
よりよい“声”を探す作業に
取り組んでいることと思います。
気持ちの持ちようで声に表情は備わっていく、
と言ってしまえばそう思えるのですが、
専門的な勉強、訓練が、
それを補助することは間違いありません。
今回はこの点について考えてみましょう。
「声に表情を持たせるには?」
ということについて答えを求める場合、
必要なのが共鳴についての知識です。
体の中で音をどう鳴らすのか、
これはなかなかイメージ作りが難しいですね。
その助けになるのが
ボーカルレッスンに通うことですが…
指導の現場でよく見られるのは、
例えば以下のような解説です。
「鼻腔で声の響きを増やして」
「鼻の内側に声を集めて」
「重心を深く構えてみよう」
「発声を首から上だけで行なわないように」
「胸に響きを落とさないように」
「声をもっと前に押し出して」
このようなレクチャーは
発声フォームを整える上で
イメージを拡げられる言葉として
機能するはずなのですが、
言ってしまえば現在の発声フォームに
変化を持たせるためのきっかけ、
としての側面が多いように思えます。
あくまでも一つの意見として
読んでいただきたいのですが、
以上のような解説はプロ歌手、
プロミュージシャンが聞いても
ピンとこない、摩訶不思議な日本語です。
ボーカリストが「重心を深く構える」
という気持ちを持つことができたとしても、
指導するボイストレーナーが定義する
「重心を深く構える」
という行為の内容は、
10人いたら10種類の答えが出てきてしまうのです。
かように、声は目に見えるものではなく、
どうしてもぼんやりとした説明に
なってしまうことから逃れられないのです。
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