上手く歌うコツ: 「前ノリ」と「後ろノリ」(ボイトレ塾)

伴奏に合わせてリズムよく歌っているつもりが、
全体的にフライング気味に歌ってしまうことがあります
これは、メロディーの難易度や
伴奏の雰囲気に左右される場合もありますが、
多くは基本的なリズムの捉え方が
「急いでいる」というケースです。
伴奏を聴きながら曲のテンポ、
リズムの特徴、楽器のアレンジを把握し、
そこにメロディーをうまくあてはめていけば
一体感のある音楽が演奏できます。
この時、ボーカルだけが焦って
前に前にと歌ってしまうと、
曲の雰囲気に似合わず
疾走感が過度に出た歌になってしまいます。
リスナーがこれを聴くと、ぼんやりと
「ノリの悪い歌」
と受け取ってしまうのです。
急ぎがちなリズム感を持っている人は、
とにかくゆっくり歌うことを心がけましょう。
練習方法としては、
少し大げさに後ろにずらして
歌う時間を持ってみましょう。
他のどの楽器よりも後ろに歌うことで、
焦りを取り除くことができるのです。
ジャストのリズム感で歌っているつもりが
先走ってしまうということは、
わざとゆっくり歌うくらいの気持ちでいれば、
ようやく伴奏にぴったりはまった歌が歌えるのです。
まずは、そのギャップをなくすことが大事です。
一方、全体的にゆっくり歌うことで
余裕を感じさせる歌を聴かせてくれる歌手もいます。
このような歌唱を、
「後ろノリ」「グルーヴが重い」
「タメて歌う」「ルーズに」
といった風に表現することもあるようです。
私たちが好んで聴く音楽の多くは、
どちらかというと「後ろノリ」の音楽が多いです。
一方、
ハードロック、パンクと呼ばれる音楽の中には
少し突っ込み気味の演奏をすることで
疾走感を出す「前ノリ」の楽曲があります。
コンピューターミュージック全盛の時代ですが、
ボーカルはいつの時代も
人間味を出すことのできるパートです。
気持ち良く歌える、
聴かせるリズム感を追求してほしいと思います。
————————————–
関連記事↓
関連記事
-
-
歌のリズム感をつける方法(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
オーディションを受ける時の選曲について(ボイトレ塾)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになる方法⇦
-
-
高い声を出すための発声練習法ってどうすればいい?(ボイトレ講座)
高い声が出やすくなるようなコツとは? 今回は、質問コーナーです。 -------------
-
-
「アナと雪の女王」の主題歌対決!松たか子 vs. May J.の件
こんにちは、塾長です。 「アナと雪の女王」、観たことありますか?私は観ました〜。 テーマ
-
-
かっこいいのに見栄えが悪い人の話(ボイトレ塾)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
上手い歌、素晴らしい歌の定義(歌上達のヒント)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
ボイトレ講座:貴方の歌が音痴・下手に聴こえる3つの理由と克服法
多くのボーカリストが歌練習の時に意外と出来ていない事 今日は、練習曲に取り組む時に大事なこと、
-
-
ボイトレの極意:今持っている身体で素晴らしい声を出す
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
「カラオケではしゃいでいる人と紙一重」にならない為に。
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
歌唱テクニック:ボーカルコピーのコツ(歌上達の秘訣)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦