歌上達のコツ: バラードの上手い歌い方(ボイトレ塾)
音楽には様々な形式がありますが、
とりわけポップスの中で 歌い手に丁寧さをより求められるのが、 バラードと呼ばれるスローテンポのスタイルです。
これを上手く、感情豊かに歌うためには いくつかのポイントがありますが、 ここでは声量、ボリュームについて述べます。
人間の声は、筋肉の形でピッチ(周波数)を 上下させる都合上、綺麗に鳴らすには 低い音域(=喉がやわらかい)では小さく、 高い音域(=喉が硬い)では大きく声を出す必要があります。
ボーカル初心者でよく見られるのが、 この空気圧の調整を意識できていない 発声になってしまうことです。
バラードを歌う、聴く楽しみとしては、 優しい歌と盛大な歌が1コーラスの中で 同居していることがあります。
テレビを見ていると、バラードを歌う歌手の多くは 体の動きも含めて「静と動」 を体現しているように見えます。
コツは、「大きく歌う」ポイントを、 あらかじめ決めておくことです。
バラードタイプの楽曲の中には、
1.全般的に音域の狭いメロディー、
2.サビで高い音域に移動して最後に低音域に戻るメロディー、
3.サビ最後に高音域の固まりがあるメロディー、
といった風に1コーラスの中で 「大きく歌う」ポイントがそれぞれ存在します。
大事にしたいのは、 大きい声と小さい声の差(ダイナミックレンジ)を リスナーに感じさせることです。
2.のケースでは、1コーラスの最後に 「静」の動きに戻るイメージです。
3.では、2番の初めで優しくなり、 リセットした感覚になります。
1.は、全体的に静かに歌うイメージですね。
メロディーの作りによって、 伴奏のアレンジも意図的に盛り上がったり、 おとなしくなったりします。
メロディーがあってこそのアレンジではありますが、 練習では、アレンジの盛り上がり方を参考に 声のボリュームを考えてもいいでしょう。
ボーカルは、ボリュームの大小が際立った楽器です。 この特性を活かして、歌のクオリティを向上させましょう。
関連記事↓
関連記事
-
-
歌上達のために日課にしたい事 (ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
口の開き方について(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
発声のコントロール: 声のトーンの変化について(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
歌上達のコツ:歌っているところを録画する
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
カラオケの歌が上手くなる発声基礎知識!歌上達の秘密を動画で解説
綺麗な声と喉声の違いは?(ボイトレの極意) 今回は、カラオケ上達の為の知識について。 音声と
-
-
「顔で歌う」←これ大事(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
歌のリズム感をつける方法(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
(ボイトレ塾)発声のコツ:声に表情を持たせるには? (2)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
歌とダンスは密接な関係があります(歌上達の秘訣)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦  
-
-
ボーカルは、体が楽器です。(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦