発声のコントロール: 声のトーンの変化について(ボイトレ講座)

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歌の表現でよく使われるのが、
音ごとにボリュームを付けて歌う、
強弱のテクニックです。
電子ピアノやギターアンプ、オーディオ機器などには
音色を変化させるトーンコントロールの機能が付いていると思います。
同じ演奏内容でも、低い(高い)周波数を強調して
音の明るさを調節できるという、アレですね。
これはEQ(イコライザー)と呼ばれ、
特定の周波数帯域を足し引きすることで
聴こえ方に変化を持たせる役割があります。
そして、人間もこのイコライザー機能を持っています。
体の形を変えることで、
低い成分がしっかり鳴る発声をしたり、
頭によく響くカン高い発声をすることができます。
観念的な解説では
「お腹によく響くように音を集めて」
「頭から抜けていくように」
というような指導風景がよく見られます。
ボイストレーニングに通っている人の中には、
そのようなアドバイスを先生から
受けたことのある人もいるのではないでしょうか。
実際は、口の開き方、舌の位置、顔の表情、
それら周辺の筋肉の力の入れ方(=硬さ)
などで声が変化していきます。
つまり、楽器の形を変えることで音を変えるのです。
声は音です。空気の振動が耳に届くものです。
その振動を操る、という意識が持てれば
ボーカリストとしての体作りを
能率的に進めていくことができます。
しかし、体の形は人それぞれですから、
「こうやればこのトーンになる」
という方法はその人だけに通用する、
その人だけのものになります。
あなたのイコライザーのスイッチは
どこにあるのか、探してみましょう。
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