体の形と出したい声は人それぞれです(ボイトレ講座)

————————————–
声は、喉から生まれた後に
体のいろいろな場所で響いてから体外に出され、
他人の耳に届きます。
このとき、体の形を変えることで、
声の響きを変えることができます。
歌う時は、この動作をすることで
声質をコントロールします。
体は、歌を演奏する“楽器”です。
つまり、音を生む、響かせる“モノ”である、
というイメージを持ってみましょう。
同じ音でも、それが鳴る場所によって響き方は大きく異なります。
例を挙げます。
あなたが「オーイ!!」と大声を掛けたとしましょう。
そこが小さい部屋なのか、大きい部屋なのか、
屋外なのかで響き方や聴こえ方がかわってくると思います。
学校の体育館、グラウンド、お風呂の中、
トンネルの中、エレベーターの中、山の頂上…etc.
想像してみましょう。それぞれに音響の特徴があります。
また、部屋の大きさだけでなく
壁の材質や形によっても音は変わります。
レコーディングスタジオの壁は、
音の反射を抑える吸音が施してあります。
スピーカーから出る音に変化を与えないための処置です。
話を戻すと、ボーカリストの体も
音を鳴らす“場所”です。
知識として、これを覚えておきたいところです。
出したい声を出すにはどうすればいいのかを研究するとしたら、
顔の表情や口の開き具合、口の中の形、
顎や首の筋肉の力の入れ方、喉の形など、
発声に関わる様々なパーツを、
今どう動かしているかを知ることが大事です。
音の鳴る場所の体積や硬さ、形を変えることで、
声に表情の変化を付けることができるのです。
体の形と出したい声は人それぞれですから、
それぞれの発声を見つける必要があります。
こうすればこの声が出る、
というデータ収集を日頃からしておけば、
いざその声が出したい場面が来た時に、
思い出せるというわけです。
具体的な研究法としては、
いろいろな声の出し方を試しながら録音してみたり、
指の先で頭や鼻の骨、お腹など、
体の各所に触れながら発声し、
響き方を探ってみるなどがあります。
自分という楽器がどの部分でどう鳴っているのか、
チェックしてみてはどうでしょうか。
————————————–
関連記事↓
関連記事
-
-
ボイトレ講座:体調は毎日、微妙に異なります。
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
歌唱テクニック:ボーカルコピーのコツ(歌上達の秘訣)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
歌の息継ぎについて(ボイトレのコツ)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
あなた、そのままだと難聴になりますよ!!(ボイトレ講座)
(PR)→脚痩せプログラムの決定版(全額返金保障付)←  
-
-
ボイトレの極意: 緊張せずにステージで歌うには?
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦ パズドラより面
-
-
歌手になりたい!でも就職もするべきか? 進路に悩んだ人向けのお話
今回は、質問コーナーです。 -------------- 今は大学生として生活してます(中
-
-
歌唱テクニック: 発音の長さについて(歌上達のコツ)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人はこちらへ⇦
-
-
ボイトレの極意: プロ歌手とアマチュアの違いの一つはこれ!
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
綺麗な声で歌えるようになるには?(ボイトレ講座)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は
-
-
歌唱テクニック:アクセントの強弱について(ボイトレ塾)
人気ブログランキングへ ⇨発音の良い英語で歌えるようになりたい人は